guesthouse開業日記

ゲストハウスに魅了された25歳がゲストハウス開業までを記録するブログです。観光学を学び、世界100以上の地域のゲストハウスに泊まり、現在3店舗のゲストハウスを運営するマネージャーが独立に向け準備をします。

ペンションとおばあさん。

今日は最近オープンした施設をテコ入れ。

 

予約サイトを開けてから、思った以上に入りが悪く、何とかしなければと色々試してはいるのですが、自分だったらまあ、選ばないかもな、、、と思っちゃっているこの頃です。

 

 

 

もうね、これ思ってる時点でダメなのは百も承知なんですよ。

ただの箱。寝泊まりするだけのハコとなってるんですね。

 

オーナーの温かさとか、手間暇かけた料理とか、そういう物がペンションは大事だと思うのですが、人手がいない、料理も出せない、本当にただ、寝泊まりするだけの箱なんですね。今は。

 

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僕はお客さんに失礼だと思っている。

それでも会社としては少ない人の中でもっと利益を出すようにしなければならず、

何というか、このインバウンドの異常な流れで取り合えず寝れる箱を増やしとけばいいだろてきな感じがこの街全体的ににじみ出てるように僕は感じてしまうんです。

 

そこには愛情が無いと言うか、、、

 

 

 

 

ってのも、今日周辺を散策していたら、近くて蚤の市が行われていたんですね。

そこで可愛いウェルカムのオブジェを購入したのですが、

話をしていたら、どうやら昔この施設に泊まったことがあるそうで、それで、この町が気に入って今では移住してすんでいるんだそう。

 

そのころは、もっと人の温かさとか、手間暇かけた料理とか、そういうものを提供していたようで、なんだか今のインバウンド相手の無機質なものとは全く違うなって、感じてしまったのです。

 

 

 

 

 自分が自信を持ってオススメできない宿を運営するってのは、

やっててとっても心が苦しいし、箱がなけりゃ狭い部屋でも詰め込んでADRを伸ばせという感じもすごくつらい。

 

 

 

 ゲストの望むような施設を作るのは重要かもしれないけれど、やってて自分が面白くなければ続かないと思うし、それだったらこんな小さなゲストハウスではなく、もっとビジネスとしてホテルを営業したらいいと思うわけで、

 

つまるところやっぱり自分の思いとか、そういうものが詰まったゲストハウスでないと自分も、お客さんも楽しめないと思う。

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そんな一日でした。