guesthouse開業日記

ゲストハウスに魅了された25歳がゲストハウス開業までを記録するブログです。観光学を学び、世界100以上の地域のゲストハウスに泊まり、現在3店舗のゲストハウスを運営するマネージャーが独立に向け準備をします。

理想とか、会社とか利益とか、そういうモヤモヤのお話。

 

今回は理想とか、会社とか利益とか、そういうモヤモヤのお話ってことで、

最近ずっと頭のなかでぐるぐる回っている事をちょっと整理りたいと思う。

 

 

会社として利益を求めていくゲストハウスってのはさ、

ぶっちゃけそのゲストハウスへの思いとか,そんなんどうでもよくて、それなりのコンセプトっぽいもので部屋をリフォームして、場所さえ間違えなければ稼働率85%前後でそれなりの利益が見込める。

 

そうやっていくつも収益の上がりそうな物件をポンポン立てて、

中にはAirbnbで流行りの一棟貸出なんてのもこのエリアではブームになっていて、最終的にゲストが来なかったらその家が売れるように出口まで考えて作る。

 

 

 

こうして会社として無理はせず、きっちりと利益を上げていくのだ。

 

 

 

 

でもさ、こういうのってやっててワクワクしないんだよね。

自分もそうだったけど、旅をしていて、またあそこのゲストハウスに行きたい。泊まりたいって思えた場所って言うのはオーナーのこだわりとか、生き方とか、そういう物が垣間見れる場所だったりする。だから面白いし、楽しい。

 

 顔も肌も目の色も、言葉も考えも地位もそんなもん関係なく皆平等に等しく、

そういう場ってのが僕はゲストハウスだって感じる。

そして偶然その場いた人たちと出会い、その出会いが何かは分からないけれども繋がったり、刺激しあったり、お互いに作用したり、できるそういう場がゲストハウスは面白いわけで、

 

確かに共有スペースをつぶして単に寝るだけの部屋を作れば簡単に10万以上の利益にはなるけども、それは別にゲストハウスである必要はないよね。

だったらカプセルホテルと同じじゃんて。

 

 

結局さ、休みもない、対して利益も出ない、そのくせ固定費、維持費は一人前にかかるんだから、そんなもん自分の思いとか、理想とか、そういう物全部突っ込まなきゃ面白くない。

 

 

 

ただ、むやみやみくもに理想とか夢を突っ込んでも、そこはある程度ビジネスとしての感覚もないと一時は楽しくても存続できない。

 

本当にこのバランス感覚って言うのは難しい。

 

一概に予約サイトの点数だけで判断することはできないが、9点オーバーの僕自身も泊まってみたいと思うような素敵なゲストハウスでも実は利益率が悪く、苦しいゲストハウスもある。やっぱり自分が苦しいのはゲストにも伝わるし、なんといっても居心地がいい空間ではなくなってしまう。

 

 

 

だからこそせっかくリスクを背負ってやるならばもちろん思いとか理想とかすべて突っ込んだうえで、きちんとビジネスとしての感覚も忘れないようにすることが大事。